親愛なるお客様、パートナー、そして社員の皆様へ
令和6年新年度を迎えるにあたり、私たち株式会社アイセック・ジャパンは、聴覚障がい者の日常生活の質の向上を目指し、技術革新を通じた社会貢献に一層の磨きをかけて参ります。
新型コロナウイルスと共存する新しい生活様式のもと、私たちはこれまで以上に社会のニーズに応えるべく、変化し続ける環境に適応しながら、私たちのサービスの提供を拡大しています。
特に注目すべきは、2023年から独自に商用化に踏み切った字幕電話サービスです。
2021年7月に国の制度として始まった電話リレーサービスの導入は、聴覚障がい者にとって大きな一歩でしたが、私たちはさらに一歩進んで、より多くの人々にこのサービスを提供することを目指しました。
赤字覚悟のスタートではありましたが、この取り組みは多くの方々からの支援と共感を得て、社会に対する私たちの貢献をさらに深めることができました。
ローカル放送局でのライブ番組字幕提供に関しても、地方にお住まいの聴覚障がい者が地元のニュースをより深く理解できるよう努めてきました。
この取り組みを通じて、情報アクセスの平等性を実現するための私たちの責任と役割を再認識しています。
また、国内外を問わず、新たなプロジェクトや海外からの案件の増加を経験し、私たちはグローバルな視点での聴覚障がい者へのサービス提供の重要性を改めて感じています。
これらの経験は、世界中の人々に向けたアクセシビリティの向上に貢献するという私たちの使命を強化しています。
さらに、新しい取り組みとして、透明ディスプレイを用いたサービスの開発にも注力しており、コロナ後においても安全かつ効果的なコミュニケーション手段の提供を目指しています。
私たちはこれからも、社会に対する深い責任感を持ち続け、聴覚障がい者の方々の生活を支える技術開発とサービス提供に、全力を尽くして参ります。
私たちの使命を果たすため、そして持続可能な未来へ向けて、変わらぬご支援とご協力を心からお願い申し上げます。
令和6年4月
株式会社アイセック・ジャパン
代表取締役 一瀬 宗也